4096ドットの液晶ドライバー内蔵の16ビットフラッシュマイコン「SIC17705」

　セイコーエプソンは、業界トップクラスの表示領域４０９６ドットの高解像度液晶ドライバーを内蔵した１６ビットフラッシュマイコン「Ｓ１Ｃ１７７０５」のサンプル出荷を開始する。８月から月産５０万規模で量産する。

　 液晶ドライバーとフラッシュマイコンで構成してきた機能を１チップ化し、部品点数や実装面積を削減、従来のチップ構成に比べ１０分の１以下の低消費電力化も実現している。

　 ４０９６ドット（１２８セグメント×３２コモン）の高解像度なドットマトリクス液晶ドライバーを内蔵。リモコン、健康機器、スポーツウオッチなどの高精細な液晶表示を必要とするアプリケーションに適している。

　 また、６４セグメント×３２コモン×２画面表示をアシストする液晶コントローラを内蔵し、３２コモンの駆動電流で６４セグメント×６４コモンの液晶ドライバーと同時の表示が可能だ。

　 ５１２キロバイトの大容量フラッシュメモリーを内蔵し、大容量のプログラムをはじめ、１１×１２ドットのＪＩＳ第１水準・第２水準、非漢字フォント・ハングル文字・ユーザー外字などの多くのデータを格納できる。

　 液晶表示だけでなく、アプリケーションに搭載される各種計測センサーと最適な接続もできる。