超小型軽量で低背の温度補償水晶発振器（TCXO)「NT2016SB」

　日本電波工業は、超小型の温度補償水晶発振器（ＴＣＸＯ）「ＮＴ２０１６ＳＢ」を開発、サンプル出荷を開始した。量産は８月から始める。

　 ＧＰＳ機能を携帯電話、携帯端末などに搭載する傾向が強まっている。これらに搭載するＧＰＳ機能は、小型化ニーズがある中で、非常に厳しい精度が求められており、携帯電話の多機能化に応えるため、消費電力の削減ニーズも強くなっている。

　 新製品「ＮＴ２０１６ＳＢ」は、このようなニーズに対応するため、超小型軽量、低背　（０.８ミリメートル　）　でありながら、高安定な周波数温度特性を持ち、しかも動作が不要のときに発振回路を停止させるＥｎａｂｌｅ/Ｄｉｓａｂｌｅ機能を付けたことにより、消費電力の削減が可能になった。

　 サイズは２×１.６ミリメートルと、世界最小クラスの超小型化を実現した。

　 対応周波数は１６.３６７６６７/１６.３６８/１６.３６９/１９.２/２６/３８.４メガヘルツ。