090217_03
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
2月17日 |
090217_03 |
セイコーエプソン/インフィニオンテクノロジーズ |
半導体集積回路 |
専用IC |
移動体通信機器用 |
モバイル向け次世代A-GPSテクノロジーによるシングルチップ「XPOSYS」
セイコーエプソンと独インフィニオンテクノロジーズは、次世代A―GPS(アシステドGPS)テクノロジーによるシングルチップ「XPOSYS」を共同開発し、両社の先端技術を融合した協業活動を強化する。日本市場へのサンプル出荷は3月末、量産出荷は09年第3四半期(7―9月)から開始する。
XPOSYSは65ナノメートルプロセス技術で、ナビゲーション機能付き携帯電話を中心とした民生用モバイル機器向けに設計されたもの。携帯端末だけでなく、PND(ポータブル・ナビゲーション・デバイス)や車載デバイス・ソリューションへの展開も期待される。
XPOSYSは感度をマイナス160dBmから同165dBmに向上させることで、室内や都市の谷間でも正確な位置精度を可能にした。消費電力が従来品に比べ50%低減されることで、製品のバッテリ寿命をさらに延ばす。
26平方ミリメートルのPCB(プリント配線版)内に実装できる。これにより、市販製品で最小のGPSチップソリューションよりも25%の小型化を実現し、機器メーカーはわずか9点という少ない外部受動部品で済み、製品コストの削減に貢献する。
エプソンでは今後、11年に向けて「より高性能な“ウルトラ・ハイ・パフォーマンスGPS”やインフィニオンの最先端プロセス、最高水準技術を融合した“コンボGPS”へ展開していく」(北沢豊ビジネス推進部長)としている。
XPOSYS・GPS受信機は、16日からスペインのバルセロナで開催中の「GSMAモバイル・ワールド・コングレス2009」に出展、デモが行われている。
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