090213_03
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
2月13日 |
090213_03 |
アンテナテクノロジー |
ユニット |
電源・アンテナ・高周波部品 |
一般産業用 |
2.4/5ギガヘルツの2つの帯域に対応した無線LAN用アンテナ
【さいたま】無線LANやRFID(無線ICタグ)などのアンテナ設計・製造を行うアンテナテクノロジー(埼玉県川越市、渡辺広信社長)はこのほど、2.4/5ギガヘルツの二つの帯域に対応した無線LAN用アンテナを製品化し、本格的な販売を始めた。
新製品は、無線ネットワークを構築する際に1本のアンテナで二つの周波数帯を使い分けられる。2.4ギガヘルツ帯でアンテナとパソコン間の通信を行い、5ギガヘルツ帯でアンテナ間の通信を行うことも可能だ。
使用用途に合わせ、無指向性オムニアンテナ「VA250204AW」(標準品、税込み3万4650円)、広帯域パッチアンテナ「PAT250909SW」(同2万7300円)の2種を展開。それぞれ年間500本の販売を見込んでいる。
工場や倉庫、病院内での無線ネットワークを構築するのに適しており、「メッシュ中継など、無線LANを利用したネットワークの用途が拡張している。この製品は、アンテナ1本で二つの周波数に対応できるので、コストも抑えられる」と渡辺社長は話す。
アンテナテクノロジーは1997年設立。電波と高周波伝送の技術に強みがあり、システム構築のコンサルティングも行っている。現在の年商は1億5000万円で、そのうち3分の1をコンサルティング業務が占めており、残りがアンテナの製造、販売となっている。
アンテナに不要波を除去するフィルターを内蔵した特殊なアンテナや、自動車工場など特殊な環境で使用できるアンテナなど、各システムに合わせたアンテナの設計を得意としている。今後は「昨年秋から高まってきたRFID関連のニーズに応えていきたい」(渡辺社長)としている。
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