EMC対策に特に優れたNASA認定の非磁性体D-Subコネクタ

　タイコ　エレクトロニクス　アンプはこのほど、「ＮＡＳＡ認定Ｄ―Ｓｕｂコネクタ」を販売開始した。過酷な環境下での優れた接続信頼性を実現する。

　新製品は、スペースシャトルや国際宇宙ステーション「希望」をはじめ、国内外の各種人工衛星、Ｈ２Ａロケットなどに採用されているＮＡＳＡ認定非磁性体Ｄ―Ｓｕｂコネクタ。ＥＭＣ対策に特に優れた性能を発揮する。

　五つのシェルサイズで９―５０Ｐに対応するスタンダードタイプの１０９シリーズ、六つのシェルサイズで１５―１０４Ｐに対応する高密度タイプの９０シリーズ、Ｃｏａｘミックスタイプの３タイプをラインアップした。全シリーズで、リアにオプションでグロメットを追加できる。

　高品質、高性能を求め、コンタクト、シェルともに２.５４マイクロメートルの金メッキで処理している。宇宙空間のような過酷な環境下でも、優れた耐吸湿性、耐付着性を実現できる。

　非磁性レベルは２００Ｇａｍｍａ。２０％の軽量化を実現したＵＬＴＲＡ―ＬＩＴＥ（ＮＡＳＡ認定標準品）も用意している。

　ＮＡＳＡスペックは、ＣｏａｘＭｉｘがＧＳＦＣ―Ｓ―３１１―Ｐ―４０５、９０シリーズがＧＳＦＣ―Ｓ―３１１―Ｐ―４０７、１０９シリーズがＧＳＦＣ―Ｓ―３１１―Ｐ―４０９。