090205_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
2月5日 |
090205_02 |
SMK |
ユニット |
入力・出力ユニット |
移動体通信機器用 |
ジェスチャー入力対応の静電容量方式タッチパネル
SMKは4日、携帯電話やDSCなどの小型機器向けに、多点入力(マルチタッチ)やジェスチャー入力に対応した静電容量方式タッチパネルを開発、量産開始したと発表した。
携帯電話の高機能化や大画面化に伴い、直感的に入力できるユーザーインターフェイスに注目が集まっている。中でも、従来のペン入力操作と違った、指によるマルチタッチ入力を用いたユーザーインターフェイスの開発に、携帯電話各社が力を入れている。
新製品は、こうしたニーズに応えて開発した小型機器向けの静電容量方式タッチパネル。静電容量方式はセンサー面の電荷の容量変化を検知して位置を読み取る仕組み。このため、抵抗感圧方式のような押し込む動作が不要で、指で触れるだけで明快な操作が可能。
マルチタッチ入力やジェスチャー入力に対応しており、ズームイン/ズームアウト(画面の拡大/縮小)や、ページ送りのようなジェスチャー操作ができる。
新製品開発に当たり、タッチパネルを製品に組み込んだ際の液晶の視認性、軽快な操作感を重視。このため、通常は困難と考えられていた、高透過で無色透明な見栄えと高感度な入力の両立に取り組み、独自の製造方法でこれを実現した。
2本の指で操作するマルチタッチ入力が可能だ。パン(面をなぞってページ送り)やタップ(面を指でたたいてキー入力)などのジェスチャー操作に対応。MAX93%の高い透過性。コントローラICはタッチパネルの出力テールにCOFを行い、回路の省スペース化に寄与する。対応サイズはMAX4インチ 。入力面構造はガラスタイプ、フィルムタイプの2種類。生産能力は月産50万台(4インチ換算)。
今後は、化粧板とタッチパネルを張り合わせたモジュール供給にも取り組む。
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