車載用機器向けモールドロック付きSMB同軸コネクタ「VCシリーズ」基板用プラグ

　ＳＭＫは２７日、車載用機器向けのモールドロック付きＳＭＢ同軸コネクタ「ＶＣシリーズ」のレパートリ拡充として「基板用プラグ（ＤＩＰタイプ）」を開発、販売開始したと発表した。

　サンプル価格は３００円（シングルタイプ）。生産能力は月産３０万個となっている。

　ＶＣシリーズは、ＳＭＢ（サブミニチュア　タイプＢ）をベースに、モールドロック方式を採用した車載用（車載情報機器とアンテナの接続）同軸コネクタ。欧州自動車メーカーで標準採用されており、米国の自動車メーカーでも市場が拡大している。

　新製品の基板への取り付けはＤＩＰ方式。製品本体部にあるシールドケースも同時にハンダ付けされる構造となっており、基板取り付け強度に優れている。レパートリは、シングルタイプとツインタイプ。

　プッシュオンのモールドロック方式で、完全な結合が可能だ。使用周波数範囲ＤＣ―４ギガヘルツまでをカバーし、高整合で良好な高周波特性を備えている。ツインタイプは８.０ミリピッチ。ＲｏＨＳ指令適合品。

　用途は、車載用機器（衛星ラジオ、ラジオ、カーナビ、カーオーディオ、ＴＶ、ＧＰＳほか）としている。

　主な仕様は、定格電圧電流ＡＣ２５０Ｖ　１Ａ。周波数範囲ＤＣ―４ギガヘルツ。公称インピーダンス５０Ω。電圧定在波比１.３以下（ＤＣ―４ギガヘルツ）。使用温度範囲マイナス４０度―プラス１０５度Ｃ。