090119_03
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
1月19日 |
090119_03 |
リバーエレテック |
受動部品 |
発振子・共振子、振動子 |
移動体通信機器用 |
ワンセグモジュールなど向け業界最小サイズの1.2x1ミリのAT型水晶振動子
リバーエレテックは、水晶デバイス事業における小型化戦略をさらに強化していく。これまでも小型SMDタイプに特化した事業を展開してきたが、独自の電子ビーム封止技術による微細加工と高速加工タクトの特徴を生かして、総体的に小型品の品ぞろえを拡充していく。AT型水晶振動子では、09年度中にも業界最小サイズの1.2×1ミリメートルサイズ品のサンプル出荷を開始する計画だ。
現在、同社におけるATカット型の水晶振動子の最小サイズは1.6×1.2ミリメートルサイズで、高さが0・4ミリメートルの「FCX―07」、薄型化ニーズに対応した同0.3ミリメートルの「FCX―07L」。ワンセグモジュールから採用がスタートし、最近では無線LANモジュールでの搭載が始まるなど需要が本格化している。
今回さらに小型品のサンプル出荷を開始するのは、各種の高機能モジュールにおける小型化への対応力を強化するのが目的だ。
同社における小型化技術の大きな特徴は、独自の電子ビーム封止技術を採用している点。
同技術は、電子ビームでリッド母材のコバールを加熱し、その熱伝導によりリッドにクラッド(融合)した銀ロウを溶かして封止するもの。
この電子ビーム封止技術を小型パッケージ品に適用して、小型化を推進する。
同社では今後、音叉型水晶振動子の事業拡大を計画しているが、この音叉型でも同技術の適用によって、これまで3.2×1.5ミリメートルサイズだったものを、2×1.2ミリメートルサイズまで小型化シフトしている。
同社では引き続き、小型品に特化した製品戦略を展開していく上で、電子ビーム封止技術を有効に活用して品ぞろえを拡充していく方針だ。 |