CECコントローラとアナログ・インターフェースを内蔵したディープ・カラーHDMIレシーバ

　アナログ・デバイセズ（ＡＤＩ）は、ＣＥＣ（民生機器制御）コントローラとアナログ・インターフェイスを内蔵したディープ・カラーＨＤＭＩ（高精細マルチメディア・インターフェイス）レシーバ「ＡＤＶ７６０４」を開発、２月から量産出荷を開始する。

　新製品は、米環境保護局（ＥＰＡ）が電気機器省電力化を目的に推進する「エネルギー・スター・プログラム」規格準拠対応を強化した。

　ディープ・カラーの精度と電力効率を向上、同社の“Ａｄｖａｎｔｉｖ”アドバンストＴＶソリューション製品群を拡張する。ビデオ性能は１０８０ｐ。

　外付け部品の削減でＨＤＴＶの部材費を低減し、システム・コストの低減を提供できる。

　１２ビットのディープ・カラーＨＤＭＩレシーバを３チャンネルの１７０メガヘルツの１２ビットＡ／Ｄコンバータ（ＡＤＣ）と整合させ、アナログ・インターフェイスにおけるディープ・カラー精度も実現。また、高集積化により低スタンバイ・パワー（待機時消費電力）化を図り、完ぺきなＨＤＭＩ受信性能実現なども特徴だ。

　温度範囲はマイナス４０度―プラス８５度Ｃ。

　ＡＤＶ７６０４は現在、サンプル出荷中。価格は７ドル９５セント（１万個受注時）。２５６ピンＢＧＡ面実装鉛フリーパッケージで供給する。