081224_03
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
12月24日 |
081224_03 |
ケル |
接続部品 |
コネクタ・プラグ・ジャック・ソケット |
自動車機器用 |
車載機器や画像機器向け0.5ミリピッチ基板対基板用フローティングコネクタ「DYシリーズ」など
ケル(高橋和良社長)は、車載機器市場と画像機器市場を今後の注力市場ととらえ、両市場の開拓に向けた新製品投入や製品バリエーション拡充を加速する。車載機器向けでは、0.5ミリピッチ基板対基板用フローティングコネクタ「DYシリーズ」の新極数・垂直統合品の販売を開始。画像機器向けでは、極細同軸ケーブル用0.25ミリピッチコネクタ「XSLシリーズ」や、極細同軸ケーブルとディスクリートケーブルを混在できる高速差動伝送対応TMDS・LVDS用0.5ミリピッチコネクタ「TMCシリーズ」を販売開始した。同社では2―3年後をメドに、車載と画像機器市場向け売上高を各10億円以上に拡大させる計画だ。
同社は、軽薄短小をスローガンに新製品開発を強化しており、小型化が求められる機器・装置向けに多くの製品を投入、実績を拡大している。特に最近は、新市場である車載機器と画像機器市場の開拓を目指した製品バリエーション拡充を加速しており、09年に向けても積極的な新製品開発・投入を計画する。
車載機器市場では、カーナビやカーTV向けに0・5ミリピッチ基板対基板用フローティングコネクタ「DYシリーズ」を発売しており、同シリーズは新規に極数30、40、50極品、さらに垂直接続のプラグ側ライトアングルタイプの販売も開始した。
同シリーズは、0.5ミリピッチでフローティング量プラスマイナス0.5ミリメートルを確保。有効嵌合長1.25ミリメートルの高信頼設計としている。
極数は30、40、50、60、80、90、100、120、140極。実装形態はスタック接続(高さは5ミリメートルから14ミリメートルまで)と垂直接続タイプを用意している。
【有効嵌合長2ミリ】
今後も車載機器向けフローティングコネクタのバリエーションを追加していく予定で、0.5ミリピッチに加え0.635ミリピッチ品の「8600シリーズ」のバリエーション展開を視野に入れる。同シリーズは、有効嵌合長2ミリメートルを確保し、高信頼で安定した接触が可能だ。垂直・段差水平・スタック接続の3次元実装ができる。エジェクトロック付き(8602Eシリーズ)を発売するなどバリエーション拡充を進める。
ETC車載器用のISOカード用コネクタの「ISCシリーズ」、液晶周りの極細同軸ケーブル用圧接コネクタ「SSLシリーズ」を製品化済みだ。
【0.25ミリピッチ】
画像機器市場では、基板対ケーブル用コネクタを中心に展開し、業界最小レベルの極細同軸ケーブル用0.25ミリピッチコネクタ「XSLシリーズ」、極細同軸ケーブルとディスクリートケーブルを混在できる高速差動伝送対応TMDS・LVDS用0.5ミリピッチコネクタ「TMCシリーズ」を販売開始した。
XSLシリーズは、機器の小型化に有効で、捻回や屈曲に優れた極細同軸ケーブルなため、細管を通すなど自由な基板レイアウトをサポートする。有効嵌合長0.51ミリメートル。コネクタ部分を金属シェルで囲み、グランド端子を多点で設けるなど伝送特性/EMI特性を考慮した製品。
TMCシリーズは、金属シェルがコネクタ全体を包み込むような形となっており、コネクタ強度確保と同時にEMI対策にも優れる。極細同軸ケーブル(AWG#36―40)、ディスクリートケーブル(AWG#36―40)に適合。ケーブルを混在した使用も可能だ。
極細同軸ケーブル用0.4ミリピッチ圧接コネクタ「USLシリーズ」、同スタック接続タイプ「USLSシリーズ」も販売開始している。 |