電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
12月24日081224_04 サムスン電子 半導体集積回路 専用IC 一般産業用

デジタルフォトフレーム(DPF)市場向けマルチメディア・プロセッサ「S5L2010」


 韓国のサムスン電子は、デジタルフォトフレーム(DPF)市場向けに設計したマルチメディア・プロセッサの新シリーズ「S5L2010」を発表した。高コスト効率で高性能の同プロセッサを使用することで、DPF開発者はユーザーの写真や映像の閲覧経験を最適化する、次世代のマルチメディア機能を提供できるという。

 サムスンは今回、OEMおよびODM顧客と連携して、エントリレベルから中位レベルのDPFに求められる機能を開発、計算集中型タスク向けに強力なハードウエア・アクセラレータをプロセッサに統合した。

 この結果「S5L2010」は、性能試験で15メガピクセルのJPEGファイルを、組込みNAND型フラッシュからのファイル読み取り、JPEGデコーディング、スケーリング、ドローイングを含め、3秒以下でLCDに表示。現在流通している競合製品に比べ、最も高速で処理できることを実証して見せた。

 また同プロセッサは、MPEG―1/2/4、Xvid、モーションJPEG、MP3、WMA、OGG、AACなど様々なマルチメディアフォーマットの映像、音楽を迅速かつ効率的に復号することが可能。

 さらにタッチスクリーン制御用ADC(アナログ―デジタル変換回路)、LCDバックライト向けPWM制御型LEDドライバー、組込みRTC、オーディオPWM2チャンネル出力、テレビ出力、DVB―Tインターフェイスなどの機能も統合する。65ナノメートルCMOS製造技術を使用し、ARM9コアを組み込む。

 「S5L2010」は現在、サンプル出荷中。09年第1四半期には量産出荷が開始される予定だ。サムスンは来月、米ラスベガスで開催される世界最大規模の民生電子機器展「CES2009」で、同プロセッサを披露する。


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