081222_04
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
12月22日 |
081222_04 |
NTTドコモ |
半導体集積回路 |
専用IC |
一般産業用 |
LTEに求められる毎秒100メガビット伝送を実現する低消費電力のMIMO用復調・復号LSI
NTTドコモは、次世代無線通信技術「LTE(ロングターム・エボリューション)」に求められる毎秒100メガビットの伝送速度を実現する、低消費電力のMIMO(多重入出力)用復調・復号LSIの試作開発に成功したと発表した。
これにより、現在商用化されている高速無線通信技術HSDPAの最大受信通信速度、毎秒7・2メガビットの10倍以上に相当する下り毎秒100メガビットの高速信号伝送時で、MIMO信号分離と誤り訂正復号処理を40mW以下の低消費電力で実現した。
同社は07年9月に既に、4つのアンテナから送信された信号の復調処理機能とMIMO信号分離処理機能を備え、下り毎秒200メガビットのMIMO信号分離を100mW以下の低消費電力で実現するLSIを開発。以後、これをベースに、下り毎秒100メガビットの伝送速度における、さらなる低消費電力化を実現するLSIの開発に取り組んできた。
今回発表した試作品には、2つのアンテナから送信された周波数帯域幅20メガビットヘルツのOFDM(直交周波数分割多重)信号の復調処理機能と、受信状態の悪い環境でも品質の高い通信を実現できるMIMO信号分離処理と、誤り訂正復号処理機能が実装されている。
LSIの製造には、回路線幅65ナノメートルのプロセス技術を適用。低消費電力化を実現するために、回路の冗長な部分を省く最適化を、特に大きな処理量を必要とするMIMO信号分離処理と、誤り訂正復号処理について統合的に実施したという。 |