マイコン/FPGAなどの温度測定向け高精度・低価格の温度センサー6種類

　米スタンダードマイクロシステムズ（ＳＭＳＣ、日本法人＝ＳＭＳＣジャパン）は、高精度・低価格の温度センサー６種を発表した。いずれも、従来品より低価格化を実現している。

　ＥＭＣ１４１２、同１４１３、同１４１４はマイコン、ＦＰＧＡ、ＡＳＩＣなどの温度測定を主な用途として開発した。Ａｕｔｏ　Ｂｅｔａ　Ｃｏｍｐｅｎｓａｔｉｏｎ（ＡＢＣ）機能、Ｒｅｓｉｓｔａｎｃｅ　Ｅｒｒｏｒ　Ｃｏｒｒｅｃｔｉｏｎ（ＲＥＣ）機能により、通常でプラスマイナス０・２５度Ｃ、最大でも同１度Ｃの誤差を実現する。

　ＡＢＣ機能は６５ナノ／４５ナノプロセス対応で、インテル社製Ａｔｏｍプロセッサにも適用できる。

　ＥＭＣ１０７２、同１０７３、同１０７４は、多目的の温度センサー。外付けサーマルダイオードの温度を測定できる。誤差はＲＥＣ機能により、最大プラスマイナス１度Ｃを達成している。

　温度測定ポイント四つの同１４１４と同１０７４は、独自のＡｎｔｉ―ｐａｒａｌｌｅｌ　Ｄｉｏｄｅｓ機能を備え、バイアス電流の方向切り替えで二つのサーマルダイオードを２本の端子でサポート。端子数を削減し、小型化を実現した。

　温度測定ポイント二つの同１４１２と同１０７２は８ピンＭＳＯＰ、それ以外の４種は１０ピンＭＳＯＰのパッケージを採用した（同１４１３のみ１０ピンＤＦＮも用意）。

　サンプル価格は同１４１×が０.７５―１ドル、同１０７×は０.６５―０.９５ドルとなっている。