電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
12月9日081209_01 ルネサス 半導体集積回路 汎用リニアIC パソコン・OA機器・LAN用

スマートバッテリシステム対応のリチウムイオン電池パック用IC「R2J24020Fグループ」


 ルネサス テクノロジは、スマートバッテリシステム対応のリチウムイオン電池パック用ICとして「R2J24020Fグループ」の製品化を発表した。

  きょう9日から、サンプル出荷が開始される。量産は09年3月から月産50万個で開始し、10年4月には200万個を予定している。サンプル価格(税込み)は500―600円となっている。

  スマートバッテリシステムは、ノートPCなどで電池の残量や状態をキメ細かく表示・管理するために、バッテリと機器間でやりとりする情報と通信仕様の標準化規格。

  新製品は、従来品「R2J24010Fグループ」の機能向上品で、制御用のマイクロコンピュータとアナログフロントエンドICを新規に開発し、1パッケージに搭載したSiP(システム・イン・パッケージ)としている。

  搭載されているマイコンのCPUコアは従来の8ビットから16ビットにし、処理能力を向上させた。また、電流積算回路を15/16ビット、電圧計測用ΔΣ方式ADコンバータは13ビットの分解能と従来品より高分解能化している。

  これらの改善で、電池の残量管理を、さらに高精度化・低消費電力化できる。

  製品はマイコンのプログラム格納用のフラッシュメモリーを内蔵しており、グループの品種により56キロ―96キロバイトを選択できる。ユーザーからのプログラム書き込み品のほか、ブランク品も用意されている。

  パッケージは、7ミリメートル角の48ピンLQFPを採用している。マイコンとアナログICを小型1パッケージに搭載したことで、2パッケージの場合に比較し、実装面積を3割削減することが可能だ。


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