081204_03
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
12月4日 |
081204_03 |
米クアンテナ・コミュニケーション社 |
半導体集積回路 |
専用IC |
デジタル情報家電用 |
伝送速度1Gbps、家庭内無線通信向けチップセットIEE802.11n
米クアンテナ・コミュニケーション社は、4×4(送信/受信)MIMO、メッシュネットワーキング、送信(Tx)ビームフォーミング機能を持つIEEE802.11n(11n)チップセットを発表した。11n準拠で1ギガbpsの高速伝送を可能にし、家庭内無線通信用途での普及を目指す。
開発した新チップセットは、ベースバンド、RF、ネットワークプロセッサ、パワーアンプ、スイッチなど11nに必要な機能を完全統合したもので、5ギガヘルツ帯対応の「QHS600」、2.4ギガヘルツ帯対応「同450」と、両チップを1パッケージ化し、両帯域に対応する「同1000」をラインアップした。
同1000では、2系統の4×4MIMO通信で最大1ギガbpsの高速通信を可能にする。
また、オリジナル機能として、メッシュ型ネットワークと、Txビームフォーミング機能を搭載している。「3×3MIMOに比べ、2倍の伝送面積を実現する」(同社)とする4×4MIMOと合わせて、高品質の無線ネットワークが構築できる。
同社創業者のベルーズ・レズバーニCEOは「北米に多いスペースの広い家、欧州に多い厚い壁で無線が通りにくい家、日本に多い無線干渉が起こりやすい家と、いずれの厳しい環境でも、HDコンテンツを伝送できる無線ネットワークを構築できる。テレビなどに組み込めるサイズと消費電力も実現できており、今後の急速な普及を期待している」と話す。
いずれの製品もパッケージサイズは51×63ミリで、消費電力はピーク時5W以下、平均3W以下。今月からサンプル出荷をスタートし、09年4―9月の量産出荷を目指す。
「量産開始時の価格は20ドル以下を見込んでいる」(同CEO)という。
なお、日本国内の販売は、アルティマが担当する。このほど、周辺機器のバッファローとも提携を結び、日本市場での拡販に注力していく方針だ。
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