081124_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
11月24日 |
081124_01 |
リニアテクノロジー |
ユニット |
電源・アンテナ・高周波部品 |
一般産業用 |
超低ノイズで28-4.5V入力のDC-DCコンバータ「LTM4606」
リニアテクノロジーは、超低ノイズを特徴とする28―4.5V入力、0.6―5V出力のDC―DCコンバータ「LTM4606」を、19―21日にパシフィコ横浜で開催されたET2008で公開した。
「LTM4606」は同社の電源モジュールファミリー「μModule」の最新製品。DC―DC電源に必要なスイッチングコントローラ、パワーFET、インダクタなどを15ミリ角パッケージに収める。
LTM4606の最大の特徴は、入力フィルター回路、ノイズキャンセル回路を内蔵し、超低ノイズ特性を実現している点だ。最新世代のFPGA、DSP、マイコンのシリアル・パラレルの高速データインターフェイスへの電力供給に対応する。ザイリンクス社からは、RocketIOの検証済み電源との評価を得ている。
これらギガbpsクラスの高速インターフェイスは、ノイズ、電磁干渉(EMI)の影響を受けやすく、電源デバイスも低ノイズ化が必須。
これまで12Vなど高い電圧の電源から、これら先端世代デバイスの1V程度の電源にスイッチングレギュレータで降圧する場合、1回の降圧ではスイッチングノイズが大きく、使用できなかった。そのため、いったんスイッチングレギュレータで3V程度に降圧し、デバイスの近くで、低ノイズのLDO(リニアレギュレータ)で1Vまで降圧する必要があった。
LTM4606では、その低ノイズ性から、最大28V電源から直接1Vを下回るような低電圧電源を供給することが可能だ。LDOを不要にし、システムコスト低減に貢献するだけでなく、難易度の高い電源システム設計を大幅に容易化することができる。
出力電流は連続供給6A、ピーク時8A。効率は入力電圧5V、出力電圧3.3V時で最大93%を達成している。
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