2.5型SAS対応でエンタプライズ向けのHDD1万回転/1.5万回転の2シリーズ

　富士通は１７日、２.５型エンタープライズ向けＨＤＤとして、毎秒６ギガビットＳＡＳに対応した毎分１万回転の「ＭＢＤ２　ＲＣ」、１万５千回転の「ＭＢＥ２　ＲＣ」の２シリーズを発表しラインアップを一新する。

　 価格は個別見積もり。出荷は「ＭＢＤ２　ＲＣ」が０９年１―３月期、「ＭＢＥ２　ＲＣ」が同４―６月期から。

　 新シリーズは、従来の２.５型に比べ内部最大転送速度でのパフォーマンスを約６０％向上。さらに最新のＳＡＳ―２仕様に対応させ、ＨＤＤ間とホスト間のデータ転送速度も高速化（毎秒６００メガバイト）している。

　 垂直磁気記録方式の採用により記録密度を高め「ＭＢＤ２　ＲＣ」は最大３００ギガバイト、「ＭＢＥ２　ＲＣ」は最大１４７ギガバイトを実現。実装スペースを縮小させ、サーバーから大容量ストレージシステムまで多様なアプリケーションに対応。

　 また、環境にも配慮。アイドル時の消費電力は「ＭＢＤ２　ＲＣ」が３.４Ｗ、「ＭＢＥ２　ＲＣ」が４.１Ｗ。従来の２.５型から最大２８％、３.５型から最大７４％低減している。