081112_06
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
11月12日 |
081112_06 |
京セラ |
ユニット |
その他 |
一般産業用 |
切屑排出性能をアップした新ボーリングバー「ダイナミックバー」
京セラは、流線型の「切りくずポケット」で切屑排出性能と耐ビビリ性能を高めた新ボーリングバー「ダイナミックバー」を開発、21日に発売する。型番数は332型番。価格は税込み1万3650―2万7825円。初年度には3億円の売上げを見込んでいる。
内径加工(パイプ状の内側を削る旋削加工)では通常、切りくずがスムーズに排出されないと、加工作業が中断する、加工面に傷がつくなどの不具合が発生する。
新製品は切りくずポケットの形を流線型に工夫し、ポケットの長さを従来の1・2倍以上に延ばすなど、最新のコンピュータシミュレーションを用いた設計で排出性能の向上を図った。
また、ビビリ(ホルダ剛性が低いことなどで生じる振動現象)が発生すると、加工精度の低下や工具破損などの不具合が発生しやすくなる。
新製品は、応力解析によるホルダ設計と特殊合金の採用により、高いホルダ剛性を維持させることで耐ビビリ性能を高めた。
これにより、安定した加工ができるため、ホルダ最大突き出し量を5.5倍(同社従来品は5倍)までアップでき、生産性が向上する。 |