081104_05
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
11月4日 |
081104_05 |
パナソニック セミコンダクター |
半導体集積回路 |
マイコン・DSP |
一般産業用 |
C言語指向をベースにした高性能・低消費電力8/16/32ビット「AMマイコン」
パナソニック セミコンダクター社は8ビット、16ビット、32ビットを統一したアーキテクチャで展開するオリジナルマイコン「AMマイコン」をシリーズ展開している。ET展でも、AMマイコンを中心に紹介する。
AMマイコンはC言語指向をベースに経済性と高速性を両立させた高性能、低消費電力マイコン。業界最高レベルのオブジェクト効率を実現。
シミュレーションデバッグを支援するマイコンソフト統合開発環境や実時間デバッグに不可欠なエミュレータ、リアルタイム性とコンパクト性を併せ持つリアルタイムOSの提供など、8ビットから32ビットまで一貫したソフト開発環境で行える強みを生かし、AV、家電からインバータ制御、産業インフラ、車載・電装まで幅広い機器の組込みコントローラとして採用が進む。
汎用事業本部マイコン・ディスプレイドライバビジネスユニットの吉田潤史ビジネスユニット長は「マイコンコアを進化させながら外付けのEEPROM、高速OSC、低速OSCなどの周辺部品を取り込み、トータルシステムコストの削減、基板サイズの小面積化の提案に力を入れている。パナソニックグループ内の要望に応え、商品化した競争力のあるマイコンをベースに、それぞれの用途に適したマイコンに仕上げて供給できる当社の強みを発揮していく」と話す。
高精度で電圧検知するリセットICやプラスマイナス1%の高精度高速OSCを内蔵した32ビットマイコン新シリーズに続いて、次世代不揮発メモリーや書き換え時間を短縮したEEPROM、発振精度向上と時計機能を実現した低速OSCを内蔵した次世代シリーズの開発を着々と進めている。
USBホストコントローラ内蔵オーディオ用32ビットマイコン(フラッシュメモリー内蔵版/ROMレス版)は、マイクロソフトのWMDRM10やiPodのUSBコントロールに対応したオーディオ機器を手軽に開発できることから今年2月以降、好調な出荷を続けている。インバータ制御用32ビットマイコン(フラッシュメモリー版/マスクROM版)も、C言語指向アーキテクチャや最適化Cコンパイラによる高性能と低消費電力の両立が評価され、エアコン、洗濯機、冷蔵庫、換気扇などで採用が拡大。消費電力を現行品並みに抑え、周辺機能を取り込みクロックを高速化した次世代インバータ制御用32ビットマイコンの開発にも力を入れている。
ハードウエア開発は国内で行い、ソフトウエアは、中国や韓国などで現地向けの開発に取り組んでいる。横浜、長岡京をマザーに、米国カリフォルニア・ニュージャージ、英国ブラックネル、ドイツ・ミュンヘン、シンガポール、中国北京・大連の開発センターや、マレーシア・クアランプール、中国上海・香港・深セン、韓国ソウルに展開するデザインセンターとの連携を強化し、マイコン事業を拡大している。(つづく) |