081003_03
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
10月3日 |
081003_03 |
ローム |
半導体複合部品 |
機能モジュール |
自動車機器用 |
250℃以上で駆動する次世代電気自動車用高温動作SiCインバータパワーモジュール
ロームは1日、世界初の250℃以上で駆動する次世代電気自動車用高温駆動SiC(シリコンカーバイド)インバータパワーモジュール(IPM)のサンプルを来春から出荷開始することを明らかにした。
アーカンソー大学、同大学発のベンチャー企業アーカンサス・パワー・エレクトロニクス・インターナショナル(略称=APEI、アーカンソー州フェイエットビル市、アレクサンダー・ロステッター社長)および大阪大学が07年12月から米国のラボで共同開発している高温駆動SiC IPMで、環境温度250℃以上で駆動するSiCパワーMOSFETを採用したSiCパワーモジュールとゲートドライブ回路からなる。SiCIPMが250℃以上で動作することを確認し、サンプル出荷を始めることにした。
APEIで技術確立している500℃までの高温用ゲートドライブ技術などを用い、09年中に300℃以上で駆動する高温駆動の要素技術を開発。10年には次世代電気自動車の電源用としての量産に向けて最終テストを行う計画である。
250℃高温駆動のSiCIPMは、1相200A1200Vの大電流高電圧を実現。ジャンクション温度250℃で駆動可能。
ロームのSiCDMOS技術と、アーカンソー大学のマルチチップモデリング・高電圧大電流測定・高耐熱パッケージの技術、APEIの高耐熱のゲートドライブ設計技術・パッケージシミュレーション技術・接合・封止技術、大阪大学の回路設計・測定回路技術を持ち寄った。 |