効率87％基盤型AC-DCスイッチング電源「VS-Eシリーズ」

　デンセイ・ラムダは２４日、８７％という高効率を実現した基板型ＡＣ―ＤＣスイッチング電源「ＶＳ―Ｅシリーズ」を開発、サンプル出荷を１０月１５日から、受注を１２月からそれぞれ開始すると発表した。

　 ２年目には年間２億円の売上げを見込む。標準価格は２４００（５０Ｗ機種）―５３００円（１５０Ｗ機種）となっている。

　 新製品は、従来品に比べ５％以上の効率改善と約３０％の小型化を実現した。同期整流回路を内蔵し、効率を改善するとともに、回路設計の工夫により軽負荷時でも高効率を維持。例えば、１５０Ｗ機種では負荷率２０％時の効率約８０％を実現しており、エネルギーロスの低減に貢献する。

　 動作周囲温度は７０度Ｃまで対応でき、アミューズメント機器から産業機器まで、汎用電源として幅広い用途で使用できるように設計した。

　 出力電力は５０Ｗ、７５Ｗ、１００Ｗ、１５０Ｗの４モデル。出力電圧は３.３Ｖ、５Ｖ、１２Ｖ、１５Ｖ、２４Ｖ、４８Ｖの計２４モデルをラインアップした。

　 入力は１００Ｖ系。ノイズ規格はＥＮ５５０１１、ＥＮ５５０２２―Ｂ、ＦＣＣ―Ｂ、ＶＣＣＩ―Ｂ対応。サイズは５０×２３×１３２ミリメートル（５０Ｗ機種）―７５×３４×１６０ミリメートル（１５０Ｗ機種）。