電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
9月25日080925_05 ローム 半導体集積回路 専用IC デジタル情報家電用

IrSimple-4M対応のIrDAコントローラIC「BU92474GUW」/「BU92474KV」


 ロームは、高速赤外線通信IrSimple―4M対応のIrDAコントローラICを開発、10月から量産を開始する。

  従来の赤外線通信方式IrDA SIRで50―100秒かかっていた500キロバイトデータでも、同コントローラICを使えば約1秒で転送できる。IrDA FIR(4メガbps)方式に比べても4―10倍の高速データ転送が可能だ。携帯電話をはじめプリンタ、DSC、DVD/HDDレコーダ、液晶テレビ、カーナビなどに供給していく。

  業界最小の4.0×4.0×0.9ミリVBGA048W040パッケージ品「BU92474GUW」と、9.0×9.0×1.6ミリVQFP48パッケージ品「BU92474KV」の2種類を取りそろえている。

  来月から、月産各50万個で量産に入る。生産は前工程をローム本社、後工程をローム エレクトロニクス フィリピンズで行う。

  CMOSプロセスを採用。5キロバイトの大容量FIFOを内蔵し、フレーム単位での割り込みに対応する。データ幅を8ビットから16ビット幅としたことでBUS占有率を半減し、CPU負荷を大幅に軽減した。

  フレームインターバルタイマーの内蔵により、これまでCPUで行っていた送信タイマー制御を不要にした。CPUはデータ間隔を気にせず、コントローラへのデータ転送ができる。

  16ビット汎用CPUバス対応により、IrSimpleに対応していないローエンドセットに今回のコントローラICを搭載するだけで、IrSimple―4M通信機能が実現可能。また、赤外線リモコン送信制御機能を内蔵し、IrDA通信と赤外線リモコン制御を今回のIC1チップで実現できる。


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