アクティブフィルター・モジュールの抵抗同調フィルター「LRシリーズ」2機種

　エヌエフ回路設計ブロックは、アクティブフィルター・モジュールの新シリーズとして、表面実装パッケージを採用したＲｏＨＳ指令対応製品の抵抗同調フィルター「ＬＲシリーズ」２機種を市場に投入した。

　新製品は「ＬＲ―４ＢＬ２」（税別サンプル価格＝5000円）と「４ＢＬ３」（同＝6000円）」。４次バタワース（最大平坦型）・ローパスフィルターで、２４デシベル／ｏｃｔの減衰特性を持つ。

　遮断周波数は「ＬＲ―４ＢＬ２」が１００ヘルツから２０キロヘルツ、「同４ＢＬ３」が１０キロヘルツから１００キロヘルツ。遮断周波数は外付け抵抗４本により設定する。

　アナログ信号前処理としてノイズ除去などに用いられるフィルター回路は、設計や調整が複雑で自作には手間がかかる。

　こうした中、同社の抵抗同調フィルターは、豊富なラインアップの中から最適な特性と形状を選び、外付け抵抗で周波数を設定するという容易な扱いと設計の省力化に貢献する。

　同社はこれまでも、リード挿入型シングル・インライン・パッケージ（ＳＩＰ）のＳＲシリーズ、デュアル・インライン・パッケージ（ＤＩＰ）で高信頼タイプのＨＲシリーズなど、豊富な種類の抵抗同調フィルターを提供している。新製品をそろえることで、製品ラインアップを充実。今後は、ハイパス、バンドパスなどの各種特性を順次、追加していく。

　さらに、ユーザー個別の要求仕様に対しては、回路設計技術と高信頼実装技術を駆使し、回路設計、部品調達、サンプル試作から量産化まで一貫した体制で、カスタム品として対応する。