高さ1.4ミリでRF-ID端子付きマイクロSDメモリーカード用コネクタ「CIM-H75N2」

　ミツミ電機はこのほど、高さ１.４ミリメートルでＲＦ―ＩＤ端子付きのマイクロＳＤメモリーカード用コネクタ「ＣＩＭ―Ｈ７５Ｎ２」を開発、１０月から量産を開始する。

　 サンプル価格は１５０円。生産計画は、フィリピンのセブミツミで１０月から月産１００万個、０９年４月には同２００万個を予定する。

　 携帯電話、モバイル機器は、小型・軽量化が進み、内蔵されるメモリーカードも小型化している。特に薄さに対する市場要求が強い上、新規格の通信用ＲＦ―ＩＤ端子を備え付ける必要性が高まっている。新製品は、これらのニーズに対応して開発したもの。

　 特徴は（１）薄型タイプ、高さ１.４ミリメートルを実現（２）ＲＦ―ＩＤ用端子（アンテナ用端子）搭載（３）カード検出スイッチ搭載（ノーマリーオープンタイプ）（４）四隅のグランドに加え、スライダー側に２カ所、スイッチ側に１カ所のグランドを追加したＥＭＩ対策品（５）カード飛び出し防止機構付き（６）イジェクト時のカード脱落防止用ハーフロック機構を搭載。カードロック時はカード抜け防止のフルロック状態となる。

　 用途は、携帯電話やＲＦ―ＩＤ搭載メモリーカード、小型モバイル製品などとなっている。

　 主な仕様は、極数は１０ピン（ＳＤ８ピンプラスＲＦ２ピン）。基板実装端子ピッチ０.９ミリメートル。外形寸法１３.７０×１５.３０×１.４０ミリメートル。端子平面度０.１０ミリメートルｍａｘ。カード挿入力２.０―６.０Ｎ。挿抜耐久性１万回。定格電圧ＡＣ５０Ｖ（ｒｍｓ）。定格電流０.５Ａ。使用温度範囲マイナス２５度―プラス８５度Ｃ。