業界最小の2.0ｘ2.0ｘ1.0ミリを実現した携帯電話用アイソレータ「CEG23シリーズ」

　村田製作所は、業界最小サイズの携帯電話用部品アイソレータ「ＣＥＧ２３シリーズ」を商品化した。今月から月産２００万個で本格量産を開始、将来的には同１千万個を目指す。サンプル価格は１個１００円。

　 新製品は、従来品のＣＥＧ２１シリーズから体積比で５６％削減となる２.０×２.０×１.０ミリサイズへと大幅に小型化。同時にＬＧＡ端子を実現し、ＲＦ回路設計での実装面積の削減、設計自由度の向上に貢献する。

　 電極構造・工法の見直し、回路基板の採用などで、特性バラツキ、挿入損失、帯域内変位量を低減。従来品と同等レベルの特性を実現しているため、スペースの制約からアイソレータを使用しなかったモデルにも採用でき、より高品質な携帯電話の設計にも貢献する。２ポート回路を従来品から引き続き採用し、良好なパワーアンプとのマッチングを維持。

　 同商品は、３０日から幕張メッセで開催される「ＣＥＡＴＥＣ　ＪＡＰＡＮ　２００８」に出展する。