広視野角と広色域を実現した高精細4インチ低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレイ

　エプソンイメージングデバイスは、上下左右±８０度以上の角度から見ても表示画像・映像の再現性を保つ広視野角と、Ａｄｏｂｅ　ＲＧＢ比９４％の広色域を実現した「Ｐｈｏｔｏ　Ｆｉｎｅ　Ｐｒｅｍｉａ」（フォトファインプレミア）技術搭載の高精細４インチ低温ポリシリコンＴＦＴ液晶ディスプレイを開発した。

　 この製品は、セイコーエプソンが９月上旬から世界で販売するフォトビューワの「Ｐ―６０００/７０００」に採用されている。

　 撮影データを保存して鑑賞できるフォトビューワや写真盾に替わるフォトデジタルフォトフレームは、デジカメ普及により新たに登場した新商材で、世界的に需要が伸びている。

　 当初はデジカメ撮影映像が映るだけの台湾製ノーブランド品が主流だったが、高画質の製品が求められるようになっており、新製品は新規需要に向けた仕様を実現した。

　 画面サイズは対角１０.２センチメートル（４.０３インチ）。画素数は６４０×Ｒ―ＹＧ―Ｂ―ＥＧ×４８０ドット（ＶＧＡで４色カラーフィルターＲ＝赤、ＹＧ＝イエローグリーン、Ｂ＝青、ＥＧ＝エメラルドグリーン使用）。表示モードはＰｈｏｔｏ　Ｆｉｎｅ　Ｖｉｓｔａｒｉｃｈ（フォトファインビスタリッチ）透過型。精細度は約２００ｐｐｉ。表示色は約１６７７万色。白色ＬＥＤバックライトを採用。