1つの挿入口で5種類のメモリーカードに対応した5in1コネクタ「SCDGシリーズ」

　アルプス電気は、一つの挿入口で５種類のメモリーカードに対応した５ｉｎ１コネクタ「ＳＣＤＧシリーズ」を開発、９月からサンプル出荷を開始する。

　サンプル価格は６５０円となっている。量産は９月から始める。

　新製品は、一つで複数のメモリーカードが使用できるコネクタで、ＳＤメモリーカード、マルチメディアカード、マルチメディアカードプラス、メモリースティック、ｘＤピクチャカードに対応したコンバインコネクタで、スタンダードマウントとリバースマウントの２種類をラインアップしている。

　同社の精密微細プレス技術や成型加工技術、機構設計技術によりショートサイズタイプのコネクタとしては、業界最小クラスの幅２９.６０×奥行き３６.８５×高さ４.８０ミリメートル（スタンダードマウント）と、幅２９.８０×奥行き３７.１５×高さ５.１０ミリメートル（リバースマウント）を実現している。

　カードの挿入と排出は、カードを押すことで挿入、再度押すことで排出するプッシュプッシュ機構を採用している。

　また、カード挿入の際、挿入されたメモリーカードと使用していない端子との誤接触を避けるため、使用していない端子が押し下げられ、カードに触れない独自の構造を採用することにより、ショートによるメモリーカードのデータ破損を防止している。