デジタル画像のHDMIなどの高速差動ライン向けESD保護デバイス「TPD8S009」

　日本テキサス・インスツルメンツ（日本ＴＩ）は、パソコンやＡＶ機器のデジタル画像・音声入力インターフェイスに最適で、ＨＤＭＩおよびＤｉｓｐｌａｙＰｏｒｔなどの高速差動信号ライン向けにシステムレベルのＥＳＤ（静電気放電）保護デバイス「ＴＰＤ８Ｓ００９」を発表した。価格は０.６１ドル（１千個受注時の参考単価）。

　 新製品は、８チャンネルのＩ/Ｏ端子で４対の差動信号ペアを保護するデバイスで、ピン配置とピン・ピッチを工夫することにより、ボードレイアウトを最適化し、ＥＭＩなどのノイズ干渉を抑制する。

　 ＴＰＤ８Ｓ００９の各Ｉ/Ｏ端子容量は０.８ピコファラッド、また差動ペア間での容量差も０.０５ピコファラッドとなっている。

　 このため、ＨＤＭＩ１.３およびＤｉｓｐｌａｙＰｏｒｔのような高速信号でも、波形品質への影響を最小限に抑えることができる。パッケージは、１５ピンＤＳＭパッケージで供給される。