080812_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
8月12日 |
080812_01 |
ジャルコ |
接続部品 |
コネクタ・プラグ・ジャック・ソケット |
デジタル情報家電用 |
デジタル家電向け独自設計による高信頼性の各種HDMIコネクタ
ジャルコは4月以降、HDMIコネクタの販売が国内外の薄型TVやSTB向けを中心に大きく増加している。09年3月期通期でのHDMIビジネスの売上高は、前年比で約3倍の拡大を計画している。コネクタ事業全体でも、同2割増の高い伸びを見込んでいる。
同社は、コネクタ事業では主力のデジタル家電市場に加え、情報通信端末、車載市場向けなどを中心に製品を展開。基幹部品のプレス部品を金型から自社で一貫生産し、顧客の要望を取り入れた製品開発に注力している。
デジタル家電向けでは、独自設計による信頼性の高いHDMIコネクタを製品化している。シェルとアース金具を別体構造にし、ネジ締め付けトルクを上げ、こじり強度とEMI対策にも配慮した。バーチカルタイプは、薄型化に対応した低背タイプを含め、積極的にバリエーション展開を進めている。
HDMIコネクタは、国内外の薄型TVやSTB向けを中心に販売が急増している。今期4月以降、前年比約3倍のペースで売上高が拡大しており、通期でも3倍程度の増加を見込む。今秋には「SED(静電破壊)対応HDMIケーブル」のリリースも予定しており、今後も高品質やSED対応などを武器にシェア拡大を図っていく計画だ。
HDMIミニ(タイプC)への対応も視野に入れており、早ければ年内のリリースを予定する。
このほか、薄型TVの外付けHDD用のESATA(エクスターナルSATA)コネクタなども製品化済み。カーAV/カーナビ向けHDMIコネクタの引き合いも増えた。車載用USBコネクタも、こじり強度や品質の安定性などが評価され、大きく販売が増加している。
同時に、HDMIコネクタで培ったノウハウを活用し、インターフェイス系以外のカスタムコネクタへの展開も強化する方針。
コネクタ生産は、中国工場(杭州市)およびインドネシア工場で行い、中国工場を中心に自動化も強化する。今春には、中国工場内にR&D部門を構築した。現地での開発・認定体制強化を通じて、顧客サービス向上やスピードアップを目指す。
|