世界最高水準の消費電力で2ギガbpsの高速動作を実現した1ギガビットDDR3 SDRAM

　エルピーダメモリ（坂本幸雄社長）は、世界最高水準の消費電力で２ギガｂｐｓの高速動作を実現し、１.３５Ｖ低電圧仕様にも対応した１ギガビットＤＤＲ３　ＳＤＲＡＭを開発、９月からサンプル出荷を開始する。新製品は設計プロセスとして６５ナノメートルを採用、１０月から量産出荷を予定している。

　同製品は動作電流を同社の従来品比で３５％削減し、業界標準の１.５Ｖで１６００メガｂｐｓをはるかにしのぐ２ギガｂｐｓまでサポートする。さらに、次世代の低電力要求に応える１.３５Ｖ仕様にも対応し、動作速度は最大で１６００メガｂｐｓを達成している。

　同社は、エコプロダクツの開発に積極的に取り組んでおり、省電力化により環境負荷の低減に貢献する。

　新製品のターゲット市場は、サーバーをはじめ、ＤＤＲ３対応モデルの導入が進むＰＣ、高精細画像の高速処理が必要なデジタルＴＶやブルーレイディスクレコーダなどとなっている。