080716_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
7月16日 |
080716_01 |
TDK |
受動部品 |
フィルタ |
デジタル情報家電用 |
音響・映像機器の高速伝送ラインのDisplayPort端子のEMI対策向け広帯域薄膜コモンモードフィルター「TCM1210U-500-2P」
TDKは15日、DisplayPort(パソコンや音響・映像機器などをディスプレイに接続する高速伝送規格)端子用のEMI対策向けに、広帯域薄膜コモンモードフィルター「TCM1210U―500―2P」を開発、サンプル対応を開始したと発表した。サンプル価格は100円となっている。
新製品は、信号線1本当たり2.7ギガビット/秒、最大で4本、10.8ギガビット/秒の高速伝送が可能なDisplayPortに対応したEMI対策部品。
ファインパターン導体形成技術、成膜技術などの薄膜磁気ヘッド技術を応用し、カットオフ周波数を従来品のHDMI用薄膜コモンモードフィルター「TCM1210H―900―2P」から2ギガヘルツ向上し、8ギガヘルツを実現した。優れた伝送特性を実現し、高速差動伝送ライン信号に対して影響を与えないノイズ抑制が可能になった。
コモンモードインピーダンスは50Ω。定格電流は100mA。定格電圧は10V。
ノートパソコンをはじめ、音響・映像機器などの高速伝送ラインEMI対策として適する。
同社は、薄膜技術をコモンモードフィルターに応用した新製品を相次いで開発してきた。引き続き、複数ラインに対応したアレイ化、さらには小型化を、作動伝送速度の動向を見ながら推進していく。 |