電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
7月15日080715_01 パナソニック四国エレクトロニクス 電子材料 電子材料 一般民生用

 発熱体にグラファイト(黒鉛)を採用した高効率なヒーター「グラファイトeヒータ」


 【松山】パナソニック四国エレクトロニクス(愛媛県東温市、山根健司社長)は、業界に先駆けて、発熱体にグラファイト(黒鉛)を採用した高効率なヒーター「グラファイトeヒータ」を開発、暖房器をはじめ調理器具、事務機器メーカー向けに販売を開始した。生産は大洲工場で、今年度50万本、来年度は100万本の生産を見込む。

 暖房用の熱源としてこれまでカーボンヒーター、ハロゲンヒーター、石英管ヒーター、シーズヒーターが主流だったが、新製品のグラファイトeヒータはカーボンヒーターよりも高効率で立ち上がりに優れており、低消費電力で加熱、暖房、乾燥できる商品を実現化する。

 調理器用ヒーターや事務機器などの定着ユニット用ヒーターとして需要が見込め、ヒーターの立ち上がりスピードの向上から加熱・乾燥時間などの短縮を図ることができる。既にグラファイトeヒータを使った暖房器の商品化が決定しているほか、事務機器メーカーにも提案を始めている。

 新製品の主な特徴は、赤外線域の放射強度量を同社カーボンヒーター比で約20%、ハロゲンヒーター比で約60%向上させた。

 安定領域90%までの時間を比較すると、グラファイトeヒータは0.6秒で、同社カーボンヒーター(2.7秒)の5分の1、ハロゲンヒーター(1.1秒)の2分の1に短縮。ヒーターの温度立ち上がり時間の短縮と高効率により、被加熱物の温度を高く・速く加熱することができる。


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