リチウムイオン/ポリマーバッテリアプリケーション向け小型次世代型多機能パワーマネジメントデバイス「LTC3567」

　リニアテクノロジーは、リチウムイオン/ポリマーバッテリアプリケーション向けに小型の次世代型多機能パワーマネジメントデバイス「ＬＴＣ３５６７」を発売した。１千個受注時の参考価格は４２４円から。

　 新製品は、スイッチングＰｏｗｅｒＰａｔｈマネージャ、スタンドアロンバッテリチャージャ、１Ａ高効率同期整流式昇降圧レギュレータ、理想ダイオードとコントローラ、Ｉ²Ｃ制御、常時オンＬＤＯを４ミリ角サイズ薄型ＱＦＮパッケージに搭載。ＰｏｗｅｒＰａｔｈ制御機能により、システム負荷に優先的に電力を供給し、ＡＣアダプタやＵＳＢポート、リチウムイオンバッテリなどの複数の入力源間の電力の流れをシームレスに管理する。

　 「インスタントオン」動作により、バッテリ消耗時にもシステム負荷の電源を確保する。スイッチング入力段はＵＳＢポートから得られる２.５Ｗのほとんどを充電電流に変換し、５００ｍＡに制限されたＵＳＢ電源から最大７００ｍＡ、ＡＣアダプタ電源から最大１.５Ａの充電電流が得られ、高速充電が可能だ。

　 内蔵の１８０ミリΩの理想ダイオードとオプションの外付け理想ダイオードコントローラにより、バッテリからシステム負荷への低損失パワーパスを実現し、発熱を最小限に抑え、高効率を最大限に向上させる。