工業用機器向け定電流出力を提供するブースト型コントローラ「TPS40210」と保護回路内蔵のLDOレギュレータ「TPS7A4501」「TL1963A」

　日本テキサス・インスツルメンツ（日本ＴＩ）は、工業用機器およびバッテリ動作のアプリケーション向けに４.５―５２Ｖと広い入力電圧範囲で動作し、定電流出力を提供するブースト型コントローラ「ＴＰＳ４０２１０」と、工業用システムの電源デザインの簡素化に役立つ保護回路内蔵のＬＤＯ（ロー・ドロップ・アウト）レギュレータ「ＴＰＳ７Ａ４５０１」「ＴＬ１９６３Ａ」を発表した。

　ＴＰＳ４０２１０は、電流モード制御の非同期ＤＣ―ＤＣコントローラで、ブースト型、フライバック型およびＳＥＰＩＣをはじめとするソース接地のＮチャンネルＦＥＴを使用するものをサポートしている。

　パッケージは、１０ピンＭＳＯＰ　ＰｏｗｅｒＰＡＤおよび１０ピンＳＯＮで供給される。価格は１.１０ドル（1000個受注時の参考価格）となっている。

　ＴＰＳ７Ａ４５０１は、３００ｍＶと低いドロップアウト電圧、１０ヘルツ―１００キロヘルツの帯域で３５マイクロＶ実行値の低い出力雑音、１ｍＡの静止電流を提供する。出力電圧は、１.２１―２０Ｖの範囲で調整可能。

　ＴＬ１９６３Ａは、出力電流１.５Ａ時に３４０ミリＶと、低いドロップアウト電圧を提供する。価格は、それぞれ２.５０ドル（1000個受注時の参考価格）。