広い温度範囲で動作するデジタル接点入力を8チャンネル内蔵したシリアライザ「SN65HVS882」

　日本テキサス・インスツルメンツ（日本ＴＩ）は、デジタル接点入力を８チャンネル内蔵したシリアライザ「ＳＮ６５ＨＶＳ８８２」を発表した。現在、量産出荷中で、価格は３.００ドル（1000個受注時の単価）。

　新製品は、信号コンディショニング機能を内蔵し、０―３４Ｖの８本のデジタル接点入力をＳＰＩインターフェイス上の１本のデータストリームに変換する。これにより、後段の絶縁素子なども含め、工業用オートメーション、試験・検査装置などのデザインの簡素化や基板実装面積の低減を可能にする。

　また、１個の外付け抵抗で入力電流を２００マイクロＡ―５ミリＡの範囲で調整できる。さらにカスケード接続することにより、最大１６０チャンネルのシリアル化が可能となる。

　この製品は、マイナス４０度―プラス１２５度Ｃの広い範囲で動作することから、プロセス制御システム、ファクトリ・オートメーション、テスター、計測装置などのアプリケーションに最適だ。パッケージは、２８ピンＨＴＳＳＯＰで供給される。