080620_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
6月20日 |
080620_02 |
日本インター |
ユニット |
電源・アンテナ・高周波部品 |
一般産業用 |
放熱性と信頼性に優れたアルミフィン一体型パワーモジュール
日本インター(石井政夫社長)は、従来製品に比べて放熱性、信頼性に優れたアルミフィン一体型パワーモジュール(2種類)を自動車市場向けに開発、量産を開始した。年間1億円の販売を見込む。
新モジュールは、アルミニウムを真空中などで溶解、その液体を鋳型内でセラミックの絶縁基板と接触させて冷却固化し、アルミニウム部材と絶縁基板を直接結合する「溶湯接合法」により開発した。
現在、主流のパワーモジュールは、銅ベース材に絶縁基板をハンダ接合した構造で、これに放熱用のフィンを取り付けている。
これに対し、同社の新モジュールは、フィン形状のアルミニウム部材に絶縁基板を溶湯接合法により直接接合した。放熱フィンを別途取り付けることが不要なことから、モジュールとフィンの接続部がなくなり、接触抵抗という問題が発生しない。
この構造により、モジュール内部の半導体素子の温度上昇を、従来構造の同機能品に比べ約4割低減できる。重量は銅ベース材を使用しないことなどで2割程度の軽量化、容積も3割程度の小型化が可能だ。
また、信頼性の指標となる冷熱サイクル耐量は3倍以上となっている。 |