「タフコンタクトアドバンス構造」採用の、世界最スリム幅2.5ミリの「狭ピッチコネクタ　アドバンスシリーズA4S」

　松下電工は、世界最スリム幅２.５ミリの「狭ピッチコネクタ　アドバンスシリーズＡ４Ｓ」を７月１日に発売する。価格は４０芯ヘッダ・ソケットが各１８８円（税別）。

　新製品は嵌合時の幅が２.５ミリと世界で最もスリムな上、独自の高信頼「タフコンタクトアドバンス構造」の採用で様々な環境への対応を実現した。

　高精度金属加工技術で十分なばね特性を実現した独自の「ベローズ（蛇腹）型コンタクト」により、モバイル機器に求められる落下衝撃の耐性を確保。接触部にはＶノッチを形成、エッジ接触化することで単位面積当たりの接圧を増やし、飛散フラックスや塵埃などの異物などを取り除く効果を高めた。コンタクト２カ所に接点を設け、接触信頼性も向上させた。

　金メッキコンタクトの途中部分にニッケル化合物の露出部を設けた「Ｎｉ（ニッケル）バリア構造」でハンダはい上がりを防ぎ、安定した実装信頼性を確保。金メッキ表面のピンホールを薄い皮膜で覆ってふさぐ「封孔処理技術」で、人の汗や排出ガスなどの悪環境下での機器使用にも配慮した。

　さらに、超スリム・超低背でも安心な簡易ロック構造とガルウィングタイプ端子構造を採用している。