電波プロダクトニュース



080602_03
 
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
6月2日080602_03 日本インター 半導体素子 ディスクリート 一般民生用

ノートPCなどの電源向け現行品に比べて逆電流値を10分の1に低減した高性能ショットキーバリアダイオード「Gシリーズ」


 日本インター(石井政夫社長)は、現行品に比べ逆電流値を10分の1に低減した高性能ダイオード“ショットキーバリアダイオード(SBD)”の新製品「Gシリーズ」を開発、今月からサンプル出荷を開始する。

 小型・薄型化が進む薄型TV、ノートPCなどにおける電源部(アダプタ)の小型化や放熱性(エネルギー効率)向上を求めるニーズに対応するもの。市場の反応を見て、今年度下期にも量産出荷に持っていく計画だ。

 Gシリーズは、実用動作領域の順電圧は現行のHシリーズと同等を維持しながら、逆電流を約10分の1に低減させた100―200V品。今後、逆電流バリエーションの拡充を図っていく予定だ。

 今月からサンプル出荷に入るのは、TO―220Fパッケージの10A120V品「FCGS10A12」と20A120V品「FCGS20A12」。

 対象市場は、デジタルAV機器向けAC―DCコンバータだけでなく、DC48Vバスを電源とする通信機のDC―DCコンバータなども対象としている。

 量産は、07年夏にSBDデバイス用として8インチウエハーの新製造ラインを導入したつくば事業所(茨城県つくば市)で行う。後工程(組み立て)は、台湾、フィリピンの海外工場で立ち上げた後、協力工場やファウンドリも活用して受注増に対応する。


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