080522_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
5月22日 |
080522_01 |
松下電器 |
半導体集積回路 |
専用IC |
デジタル情報家電用 |
ブルーレイディスク(BD)のバージョン2プロファイル2に完全対応したBDフロントエンド・バックエンド1チップLSI
松下電器はブルーレイディスク(BD)の最新規格バージョン2プロファイル2に完全対応した世界初のBDプレヤー専用フロントエンド・バックエンド1チップLSIを開発し、6月からサンプル出荷を開始する。
今夏からリファレンスボードの供給を開始し、年内にはリファレンスセットも供給する予定。
BD最新規格完全対応により、ネットワークを介して取得した画像をBD上の映像と組み合わせたBD―Live2画面同時再生やネットワークから取り込んだJavaの地図データを矩形領域転送しながら業界最速で高速スクロールできるBD―Java2次元描画機能、高品位音声再生機能を持つBDプレヤーを実現できる。
最先端45ナノメートルプロセスを採用し、業界で初めてBDプレヤー用のフロントエンド部とバックエンド部を1チップ化した。BDプレヤーを構成するために必要なチップ数を従来の最少の11チップ(フロントエンド、バックエンド、USBコントローラ2のLSI4個と外部メモリー7個=プログラムメモリー2個、データメモリー5個)から今回の1チップ信号処理LSIと外部メモリー5個(プログラムメモリー1個、データメモリー4個)の6チップにできる。
BDプレヤーのコスト比率の高い主要LSI、メモリーの削減が可能となった。プログラムメモリーは容量を20%削減できる。同時に実装面積約50%、消費電力約25%をそれぞれ削減が可能。
デジタル家電統合プラットフォーム「UniPhier」に次世代AVデータ圧縮・伸長技術のMPEG―4 AVC/H・264を搭載したBDレコーダ用新世代ホームUniPhierプラットフォーム(07年10月にサンプル出荷)のBD再生部のソフトウエアの75%、ハードウエアの70%の設計資産を流用している。
BDプレヤー特化アプリケーション開発に集中することでLSIトータルの開発効率を同社従来の約3倍に高めることができた。
動作周波数350メガヘルツ最大、電源電圧3.3V(I/O)、1.8V(DDR)、1.2V(内部)、パッケージ773ピンBGA、BDレコーダ用パッケージと同サイズ。
|