080521_07
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
5月21日 |
080521_07 |
友達光電(AUO) |
表示デバイス |
液晶・プラズマ・CRT |
一般民生用 |
TFT-LCDプロセスを使いガラス基板を使用して製造された曲面半径100ミリの曲面ディスプレイパネル
台湾のLCDパネル大手、友達光電(AUO)は19日、世界初のガラス基板を使用した曲面ディスプレイパネルの製造に成功したと発表した。20日から22日まで米カリフォルニア州ロサンゼルスで開催のディスプレイ関連の学会/展示会「SID2008」で披露される。
この曲面ディスプレイは、ガラス基板にTFT―LCDプロセスを用いて製造されたもの。曲面半径100ミリで、特別な薄化技術を使用している。特別設計された曲面バックライトユニットは、曲面表面上でも輝度とコントラストを均一に保つことが可能だ。
フレキシブル基板を用いた電子ペーパーとは異なり、AUOの曲面ディスプレイは高品質のカラー性能や画質を提供。このため、将来は時計やダッシュボードなど、様々なアプリケーションへの応用が期待できる。
AUOは今回のSIDで、この画期的な曲面ディスプレイのほか、世界最薄0.63ミリの携帯電話用LCDディスプレイも紹介。同社は昨年10月、日本で開催されたディスプレイ関連の展示会「FPDインターナショナル」で、0.69ミリのディスプレイ技術を披露したが、今回は特別な薄化技術でそれを上回る薄さを実現した。
サイズは1.9インチと8インチの2種類を用意。8インチ製品は、重量2.1グラム、輝度は400nit。軽量でスリム、エレガントで太陽光の下でも見やすいなど、現在のモバイル・ライフスタイルに求められる機能を満たすディスプレイ、とAUOでは自信を見せている。
このほかにも、LCDパネルにタッチセンサーを内蔵した「イン・セル マルチタッチパネル」の4.3インチ製品、8インチ製品も展示。4.3インチ製品は第2四半期(4―6月)中にも量産に入る。 |