電波プロダクトニュース



080521_01
 
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
5月21日080521_01 FDK/筑波大学ほか 半導体集積回路 専用IC パソコン・OA機器・LAN用

情報セキュリティーとプライバシー対策で有効な概念の双線形群を利用したペアリング演算用IC


 FDK、国立大学法人筑波大学、公立はこだて未来大学、情報セキュリティ大学院大学は、05年11月に独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構から助成/委託を受け、情報セキュリティとプライバシー対策で有効な概念の双線形群を利用したペアリング演算用ICを開発した。情報ネットワークの進展に伴うセキュリティ対策として開発したもの。

 ペアリング暗号の演算は、処理時間がかかるという欠点があった。従来の代表であるRSA公開鍵暗号の処理に比べて数倍の時間がかかり、しかもソフトウエアでの実装が主だった。

 そこでハードウエア化に向けて、アルゴリズムの改良、実装方法の工夫などを施すことによって、世界で初めてペアリング演算用ICの開発に成功した。

 このICは、約20万ゲート規模(2NAND換算、ROM/RAM/IO除く)で実現しており、1回のペアリング計算時間が47μsという高速の演算処理速度を達成している。


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