080417_04
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
4月10日 |
080417_04 |
日本サーボ |
変換部品 |
モーター・アクチュエータ |
一般産業用 |
医療機・計測器・分析器など静音が求められる機器向け同社従来品に比べ静音域(ファン付加騒音における最低騒音帯域)を2倍に拡大した独自の静音ファン設計に基づく120ミリ角25ミリ厚静音軸流ファン「D1225Cシリーズ」
日本サーボは、薄型静音ファン「GentleTyphoonシリーズ」の第2弾として、独自の静音ファン設計理論に基づく120ミリ角25ミリ厚静音軸流ファン「D1225Cシリーズ」を開発し、サンプル出荷を開始した。5月からインドネシア工場で生産を開始し、08年度は50万台の生産を計画している。
新製品は、機器内環境に配慮した「ユーザー最適化」のコンセプトを継承したファン。流体騒音低減とモーター振動低減を組み合わせたGentleTyphoonシリーズの第2弾として開発した。同社従来品に比べ、静音域(ファン負荷騒音における最低騒音帯域)を2倍に拡大した「ワイド静音域化」を実現している。この機能により、通風抵抗の大きい高密度実装機器でも、大幅な組込み時の静音化が期待できる(同社従来比で機器組込み後、最大マイナス8デシベル低減)。
「ユーザー最適化」を実現するため、流体解析だけでなく、構造解析や樹脂流動解析の最新ノウハウを投入し、さらに内蔵するモーターの運転トルク変動を最小にする工夫と、回転振動を吸収する機構(特許申請中)を内蔵したW制振構造を採用。その結果、騒音低減に加え、音質も改善し、低振動で省エネのファンを実現した。
近年の産業機器製品は、小型高密度化により、内部の発熱が増える傾向にある。こうした機器の冷却にファンを使用すると、システムインピーダンス(通風抵抗)の影響で、ファン最大風量の50%程度の通風量しか確保できない事例が増えてきた。このため、従来のファンでは機器の騒音増大を招く。
GentleTyphoonシリーズは、最大風量の50%付近まで静音性を確保しているため、こうした事例でも、大幅な組込み時の静音化が可能だ。
D1225Cは定格電圧が12Vと24V、風量1.65立方メートル/minまでの低速仕様品。医療器、計測器、分析機などの静音化が求められる機器に最適だ。
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