48ビットのデジタル・オーディオ・プロセッサコア、ダイナミック・レンジ100デシベル以上を持つ高性能デジタル・オーディオ・プロセッサ「TAS3308」

　日本テキサス・インスツルメンツ（日本ＴＩ）は、高品質のデジタル家電やオーディオ製品向けに高性能デジタル・オーディオ・プロセッサ「ＴＡＳ３３０８」を発表した。

　現在、量産出荷中で、価格は５.６０ドル（１万個受注時の参考単価）となっている。

　新製品は、４８ビットの高性能デジタル・オーディオ・プロセッサコア、１０入力のアナログ・マルチプレクサ、１００デシベルのダイナミック・レンジを持つステレオＡ／Ｄコンバータ、それに１０５デシベルのダイナミック・レンジを持つ六つのパルス幅変調（ＰＷＭ）出力チャンネルをワンチップに集積している。

　同社のＰＷＭパワーステージ製品と組み合わせることで、高音質のフルデジタル・オーディオシステムを安価に実現できる。また、独自のＰｕｒｅＰａｔｈ　Ｓｔｕｄｉｏソフトウエア開発環境を使用することで、優れたサウンドの最終製品を早期に市場投入できる。

　パッケージは、１００ピンのＱＦＰで供給される。