動画をブレのないクリアな映像に補正する、インタレース―プログレッシブ映像変換LSI「TE3450RPF」

　東京エレクトロンデバイス（ＴＥＤ、砂川俊昭社長）は、動画をブレのないクリアな映像に補正するインタレース映像（ＮＴＳＣ／ＰＡＬ信号）をＬＣＤなどのディスプレイに対応したプログレッシブ映像に変換するＬＳＩ「ＴＥ３４５０ＲＰＦ」＝写真＝の販売を開始した。販売価格は１５００円（1000個購入時）。

　監視カメラ、ドライブ・レコーダなどの映像機器向けに、自社開発品「インレビアム」ブランドとして国内および中国、台湾市場で販売する。０８年度の販売目標は１０万個となっている。

　ＴＥ３４５０ＲＰＦは、従来のインタレース・プログレッシブ変換ＩＰ「ＴＤ―ＤｅＩＮＴｉｐ」をチップ化した製品。独自の静動判定で前後のフィールドの動きを参照して、動いている個所を自動判定し、補正する「動き適応型Ｉ―Ｐ変換」、画像上の斜め線をスムーズに再現する「斜め線補正機能」などを搭載、スムーズで高画質なプログレッシブ画像を実現する。

　小ロットで購入でき、リファレンスデザインの提供により、顧客の製品開発期間の短縮に貢献する。

　ＴＥ３４５０ＲＰＦは、１６日から３日間、台湾・台北で開催される「ＳｅｃｕＴｅｃｋＥｘｐｏ２００８」で、台湾の販売委託先のＳＵＮＮＩＣ社ブースに出展し、デモを行う。