高い信頼性を確保し同社従来品に比べ28-32%の小型化を実現した小型基板単体シングル出力型スイッチング電源「LGAシリーズ」とパワーモジュール型DC-DCコンバータ「DBS700シリーズ」

　コーセルは、小型基板単体シングル出力型スイッチング電源「ＬＧＡシリーズ」およびパワーモジュール型ＤＣ―ＤＣコンバータ「ＤＢＳ７００シリーズ」を開発した。

　「ＬＧＡシリーズ」は５０Ｗ、７５Ｗ、１００Ｗ、１５０Ｗ、２４０Ｗの５モデル（標準価格＝２４００―７４００円）で、３年後に５億円の売上げを見込み、６月に発売する。「ＤＢＳ７００シリーズ」は７００Ｗ（同２万３８００円）で、３年後に４億円の売上げを見込み、７月から販売を開始する。

　「ＬＧＡシリーズ」は、アミューズメントから半導体製造装置、計測機器まで幅広い分野に対応する電源。同社従来製品に比べ、２８―３２％の小型化を実現するとともに高い信頼性を確保し、無償補償期間が５年。メカトロニクスに最適な２４Ｖ、２４０Ｗを新規にラインアップするなど豊富な電力、電圧バリエーション（全１３機種）を有する。

　出力電圧可変、低漏洩電流化、防湿コーティング、シャーシ・カバー、ピーク出力対応など、豊富なオプションに対応する。

　「ＤＢＳ７００シリーズ」は、１００Ｗ、１５０Ｗ、２００Ｗ、４００Ｗに「ＤＢＳシリーズ」を追加した。９１％の効率を達成し、ＤＢＳ４００に比べ１.７５倍の電力密度を達成した。マイコン搭載による各種機能の自由な設計が可能（シーケンス、ラッチ動作など）。また、水晶振動子を用いた発振周波数制御によるビートノイズを低減している。

　出力電圧バリエーションは２４Ｖ、２８Ｖ、４８Ｖ。

　サイズは、６１×１２.７×１１６.８ミリメートルのフルブリックサイズ。

　通信ネットワークや半導体製造装置などの高圧給電装置などに適する。