電波プロダクトニュース



080401_01
 
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
4月1日080401_01 三洋半導体 電子材料 誘電体・絶縁体 一般民生用

ハイブリッドICなどパワーエレクトロニクスで高実績を持つ独自のIMST(絶縁金属基板技術)を生かした高輝度LED実装でLEDの長寿命化や低コストを可能にする「IMSアルミベース基板」


 三洋半導体は、ハイブリッドICなどパワーエレクトロニクス分野で高実績を持つ独自のIMST(絶縁金属基板技術)を生かし、高輝度LED実装でLEDの長寿命化や低コスト化を可能にする「IMSTアルミベース基板」の外販を今月から開始する。

 「IMSTアルミベース基板」は、同社が1969年に開発した「IMST」パッケージング技術をLED実装基板に応用したもの。LEDのジャンクション温度を低下させることで、LEDの長寿命化、性能向上が実現する。

 この基板とガラスエポキシ基板に高輝度LEDを実装し、LEDの温度上昇を比較した場合、「温度上昇を約60%低く抑えることが可能になる」としている。

 照度の向上や安定性の確保でも、LED1石当たりの許容電流を増やすことが可能だ。点灯時間によるLEDの温度変化も少なくなり、安定した照度が確保できるという。

 ハイブリッドIC用で月産1800平方メートルの生産能力と、この分野では世界トップの実績だ。LED実装用で、さらに月1000平方メートルの生産能力を確保しており、放熱性だけでなく、生産コスト面でも「平方メートル当たりで数十%の差はつけられる」としている。

 また、ハイブリッドIC用で実績があるパターン設計まで含め対応が可能なほか、「基板の全プロセスを社内で担当できるのは当社だけ」と差別化を強調。

 間接照明器具用など先行するが、今後は熱伝導率の改善や多層基板への展開など、さらに開発を進める。既に液晶バックライト用への検討などもスタートしている。サンプル出荷は今月から開始する。


| 全新製品情報 | 一般電子部品:製品別リスト |
|
電子デバイス:製品別リスト | 電子デバイス:用途別リスト|
|
ホームページへ戻る | 次データへ |