ISM(工業、科学、医療）周波数帯向けに設計されZigBee/IEEE802.15.4標準規格に準拠し5ミリ角の２８ピンQFNパッケージで提供される第2世代のRF（高周波）トランシーバ「CC2520」

　日本テキサス・インスツルメンツ（日本ＴＩ）は、ＩＳＭ（工業、科学、医療用）周波数帯向けに設計され、ＺｉｇＢｅｅ/ＩＥＥＥ８０２.１５.４標準規格に準拠する第２世代のＲＦ（高周波）トランシーバ「ＣＣ２５２０」の出荷を開始した。価格は３.１０ドル（１００個受注時の参考価格）。

　 新製品は、工業用監視や制御、ホームオートメーション、ビルディングオートメーション、ＳＴＢ、リモート制御、ワイヤレスセンサー・ネットワークなどに使用されるＺｉｇＢｅｅや独自規格のワイヤレス製品向けのＲＦトランシーバ。

　 同社の超低消費電力ＭＣＵ「ＭＳＰ４３０」、および数個の部品でシステムが構成できる。

　 また、パケット処理、データのバッファ、バースト受信、データの暗号化、データの認証、空きチャンネルのアセスメント、リンク品質の表示やパケットのタイミング情報などのハードウエア機能を提供し、ホストコントローラの動作負荷を軽減する。

　 パッケージは、５ミリメートル角の２８ピンＱＦＮで供給される。

　 直ちに開発を開始できる開発キット「ＣＣ２５２０ＤＫ」も供給される。