分散化電源方式のPOL電源に最適でCPU/LSIの高性能化に伴う大電流化へ対応する入力電圧6-14Vクラスの非絶縁型DC-DCコンバータ「Senpaiシリーズ」25A出力の2機種と30A出力の1機種

　ＦＤＫは、０６年４月にラインアップを完成させた入力電圧６―１４Ｖクラスの非絶縁型ＤＣ―ＤＣコンバータ「Ｓｅｎｐａｉシリーズ」に、さらに高い出力電流の要求に応えるため、２５Ａ出力の２機種と３０Ａ出力の１機種を追加し、販売を開始した。

　今回開発した３機種は、ＣＰＵ、ＬＳＩの高性能化に伴って進む大電流化への要求に対応したもの。２５Ａ出力の「ＦＰＬＲ１２ＴＲ７５２５」はＳＩＰタイプ、「ＦＰＬＲ１２ＳＲ７５２５」はＳＭＤタイプで、３０Ａ出力の「ＦＰＬＲ１２ＴＲ７５３０」はＳＩＰタイプ。３機種とも他の「Ｓｅｎｐａｉシリーズ」と同様、高効率で優れた温度特性を有することから、高信頼性が要求されるネットワーク機器、計測機器などの分散化電源方式のＰＯＬ電源として適する。

　分散化電源の業界標準とされるＤＯＳＡ基準に準拠し、同基準の標準ピンレイアウトを採用している。

　低電圧ロックアウト、過電流保護、過電圧保護と過熱保護などの多様な保護機能に加え、欧米での情報処理機器の安全性に関する規格であるＵＬ６０９５０およびＩＥＣ／ＥＮ６０９５０に対応する。さらに、製品ごとにシリアル番号を付してフルトレーサビリティを持たせるなど、厳密な品質管理を行っている。

　環境面では、ＲｏＨＳ指令に対応済みで、ダイオキシンの出ないハロゲンフリーの基板を使用している。