080311_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
3月11日 |
080311_01 |
TDK |
受動部品 |
インダクタ・トランス |
デジタル情報家電用 |
低ロス化を実現しているフェライト材「PC47]を使用し薄型テレビなどのフラットパネルディスプレイ電源で充放電による力率低下を改善する回路(PFC)向け低背型チョークトランスシリーズ
TDKは10日、薄型テレビなどのフラットパネルディスプレイ電源の力率改善回路(PFC)向けに低背型チョークトランスシリーズを開発、生産を開始したと発表した。生産は中国・アモイのアモイTDKで実施、月産能力は100万個となっている。
新製品は、液晶テレビなどにおける電源でコンデンサの充放電による力率低下を改善するPFCに使うチョークトランス。
小型、低背化が求められており、同社では高飽和磁束密度(420mT/100度C)で100キロヘルツ・200mT、100度Cでのコア損失が250kW/立方メートルと低ロス化を実現しているフェライト材「PC47」を使用。独自のコア形状を採用することで、体積で30%、重量で20%の小型化を実現したトランスの開発に成功した。
従来製品に比べ、高さを25ミリメートルから20ミリメートルに低背化しながらも巻線の断面積を増やす新しい形状のため、高出力を達成している。
新製品は18インチ以上、47インチまでのPFCを搭載する薄型テレビなどに対応して、75―300Wをシリーズ化。全4シリーズ、合計12品目を品ぞろえした。
これまで、PFC用チョークトランスはカスタム設計が主体だったが、今回標準化したことで、短納期、低コスト、高品質での供給が可能になる。 |