フィルム厚0.125-0.2ミリの薄型を実現し携帯電話やPDAなどの移動体通信機器向けキー操作部の入力デバイスとして最適なライトガイドフィルム付きタクティールシート

　　パナソニック　エレクトロニックデバイスは、移動体通信機器向けライトガイドフィルム付きタクティールシートを開発した。

　 独自の印刷技術を用いた高透明ウレタンフィルムからなるライトガイドフィルムとタクティールシートを一体化し、フィルム厚０.１２５−０.２ミリメートルの薄型を実現した。携帯電話、ＰＤＡ、スマートフォンなどの移動体通信機器向けキー操作部の入力デバイスとして、６月からサンプル出荷を開始し、９月に月産３５０万個で量産を始める。

　 水平方向発光のＬＥＤを数個使用し、従来の導光板に比べ薄いライトガイドフィルムで導光させる方式を採用している。平均輝度（キーシートなし時）３０−６０カンデラ/平方メートル、輝度均一性（同）輝度Ｍａｘ・/Ｍｉｎ・３以下（参考値）を実現した。

　 セット側で必要な導光板の代わりとなるライトガイドフィルムとタクティールシートを一体化することで、導光板使用の場合と比べて薄型化することができた。

　 また、ライトガイドフィルムに軟性フィルムの高透明ウレタンフィルム、光拡散インクを採用した。独自のスクリーン印刷技術を組み合わせることで、従来のタクティールシートと同等の操作感触を確保しながら高輝度、均一照光を実現。ＬＥＤ使用数の削減と低電流化した。動作力１Ｎ/１.３５Ｎ/１.６Ｎ/２Ｎ、動作寿命１００万回。